鳥と犬
東京港に浮かぶ無人島 第六台場
1853年、黒船来航に驚いた幕府が
僅か1年で築いた海の要塞ですが
そんな台場も今や水鳥の楽園と化しています。
最も多いのは真っ黒いカワウですが
キレイな鷺の仲間も巣を作っています。
夏に真っ白い「コサギ」のコロニーとなるエリアには
たくさんの「青サギ」がいました。
潜ったり泳いだりできるカワウと違って
浅瀬がないと生きていけない鷺の仲間ですが
東京港は生物多様性に対応した護岸つくりを行っており
鷺の仲間は年々増え続けています。
そんな、穏やかな東京港に騒々しい一団がやってきました
空には取材ヘリがハエの大群のように飛び回り
警視庁の警備艇や
海上保安庁の巡視艇に囲まれ
やって来たのは
捕鯨船「第2昭南丸」
べつに「第2昭南丸」が悪いことしたわけじゃなくて
この船に不法侵入した海の狂
犬「シーシェパード」のメンバーが乗っていたからです。
晴海客船埠頭に接岸と同時に海上保安庁の巡視艇が張り付き
自らを海の番犬と称する狂犬は逮捕されました。
どんな理屈があろうとも
洋上において、あのような船舶の体当たりは許されません。
めでたし、めでたし
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