建設常任委員会のお知らせ

seabasslive

2011年07月12日 07:05

港区の運河に毎日放水されている下水の処理水は約9万トン。
多摩川の半分に相当します。

しかし、処理場が作られたのがなんと昭和6年、80年も前のことなので、キャパシティーが少なく、雨が降るたび処理しきれなくなったトイレや厨房などの汚水をほぼ生のまま運河に直接放水しています。

この処理場が80年ぶりに改築されることになったことに伴い、下水道処理施設の上部空間の利用に関する地区計画が決定されることになりました。

芝浦水再生センター(ブラックジョークじゃありません)


この地区計画の審議にあたって、都市計画法16条に基づき先日住民説明会が開かれました。
上部空間の利用に関する質問より、東京都下水道局に対する要望、質問が殺到。

1)雨が降るたび生下水を直接運河に放水するのはやめてほしい。
2)運河に汚泥が溜まっているが、放射能が濃縮されている可能性はないのか?
3)新宿、渋谷、中央、文京、豊島、新宿、品川など港区に下水を流している他区も負担をするべきだ。
4)臭いものにフタという発想の改築はするべきでない。
5)アジアの発展途上国のような発想を捨て、高度処理化した排水を流すのが常識である北欧並みの意識を持って欲しい。

なかなか直接、東京都下水道局に物言う機会がなかった区民からの質問は尽きず、既定の時間をオーバーして半分強制的な終了となってしまいました。
「これで終わったというのは納得いかない」というご意見もあったため、次回の建設常任委員会にて概要の報告がある予定です。
お時間のある方は、傍聴できますのでぜひいらしてください。

港区議会 建設常任委員会
開催日時 7月13日水曜日 午後1時
場所 港区芝公園1-5-25 議会棟4F建設常任委員会会議室
電話:(代表)03-3578-2111 ファックス:03-3578-2034

お待ちしてます。
委員長 榎本茂

関連記事