都は猛省を!

seabasslive

2015年03月13日 11:18


僕の取り組みの後追いをするようにH25年に都が行った非常用発電機燃料の備蓄計画。
震災時にスタンドの燃料が1日で底をつき、パトカーや救急車などへの給油ができなかったことへの反省から作られた仕組み。
しかし、その実態はお粗末極まりないものだった。

先月、都の幹部職員と打合せをしているときに、僕がマンションの非常用発電機燃料をどのようにランニングストックとして保管しているのかと聞かれた。

僕が協定を結んでいるのは、東京港で貨物船などに給油する小型タンカーに搭載している軽油とA重油。
タンカーは、タンクが空になると不安定になることから常に一定量を残す決まりになっていて、この残燃料を震災時に購入する契約をしている。
だから保管料も発生しないし、無くなることはない。
都と違って、一円のお金も発生していない共助の仕組みだ。

また、震災時に実効性を持たせるため、毎年、会員マンションの前の運河護岸にタンカーを接岸して給油するシミュレーションを行っている。
現在契約しているのは、500kl。超高層マンション50棟が一週間の間、毎日8時間発電機を動かせる体制を作っている。

この会話の時に、この事件は発覚していないけど、今、思い出していることだろう。
契約とは、紙の上での約束事。
契約や計画に実効性を持たせるには、常にシミュレーションすることが欠かせない。
都は、救急車や消防車、パトカーなどへの燃料が確保できていない今現在に対する危機意識があまりにも薄い。

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