未来に目をむけて

seabasslive

2011年11月29日 23:39


文化芸術ホールの建設中止について、色々なご意見いただきました。

景気の低迷と震災の影響を受け、港区の税収は前年度対比で10%を超える大幅な減収となっています。
そして、この傾向は続くと予想されています。
かと言って、予算を一律に10%削減することはできません。
人件費や固定費として急激な削減ができないものがあるからです。

収入が急激に減少する中、人口だけは増え続けています。
もう、港区はお金持ちと言ってはいられない状態になりつつあるのです。

一般家庭の家計に置き換えてみれば、よくわかります。
お金の掛かる子供が次々生まれているのに、父親の年収がどんどん減収している状態。
そんな時、年収の半分近い価格の、スポーツカーを買う。
この車は燃費が悪く、維持費も掛かる。

家族会議で、先行きの見通しについて話すのだけど、父親の年収が上がる見通しは立て辛い。

スポーツカーは欲しい。
無駄とは思わない。夢なのだから。生きがいでもある。
しかし、年間何十万円もする駐車場代、ガソリン代、税金、保険。

ここは、とりあえず購入をとりあえず、あきらめよう。
子供の教育費に、お金は回そう。

そう、僕は言い続けてきたわけです。

来年の財政は、急激な収入減に対応するために、預貯金を切り崩さざるを得なくなると思われます。
明日から議会が始まります。

僕の代表質問は5番目。
お時間ございましたら、午後、区議会まで傍聴にいらしてみて下さい。


あと、今日、品川区の水辺の規制緩和特区である「品川浦・天王洲地区運河ルネサンス協議会」において、港区のワールドシティータワーズが会員として全会一致で認められました。
入会に必要な2名の推薦人は、協議会の顧問である僕と、事務局長の2名です。

入会と同時に、協議会のエリア拡大が決議され、ワールドシティータワーズの共有施設である桟橋を規制緩和の対象とする「運ルネ桟橋」とすることが承認されました。

この規制緩和により、ワールドシティータワーズの桟橋から、今までは禁止されていた屋形船やパーティー船などの着岸や羽田空港へのチャーター船が発着したりすることが可能となります。
港南小学校の皆さんが、しながわ水族館に行くとき、電車を乗り継ぎながら行くこともなく、ここから船で行けちゃうようになります。

誤解がないように申し上げておきますと、この規制緩和により、無秩序に船や人が出入りすることになるのではありません。
ワールドシティータワーズの桟橋運営委員会と運河ルネサンス協議会が協議の上、ルールを決めて秩序ある利用を求めていくことになります。
しかし、当然のことですが、マンションの共有施設である桟橋が規制緩和の対象となり利便性が増すことによって、WCTの資産価値が上がるのは確実と思われます。
正式な許可が降りるまでは、まだ時間が掛かりますが、これは画期的な事であり、港区の港南地区にとって大きな意味を持つ出来事でした。

ワールドシティータワーズの皆さん、並びに港南地区の皆さん、おめでとうございます。
そして、快くご承認いただきました品川地区の事業者、住民代表の皆様には、心より御礼申し上げます。

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