防災シンポジウム

seabasslive

2010年01月22日 15:16

東京の沿岸域には近年、容積率の緩和によって高層マンションが立ち並び、人口が倍増しました。
まだ新しく、コミュニティーも防災システムも確立していない沿岸域。
防災は重要なテーマです。

そこで、阪神淡路大震災から15年目の1月17日
「港区・高層住民の防災を考える会」主催による
防災シンポジウム&防災クルーズを開催しました。



シンポジウム会場には大勢の人が集まって頂きました。


講師は
国立大学法人東京海洋大学 工学博士 刑部教授
防災コンサルタント 工学博士 若林直子先生
そして、僕

東大の博士号を持つお二人に並んで恐縮です

刑部先生からは、船は動く発電所という興味深いお話や
若林先生からは、高層住宅の防災についてという身近なお話をして頂きました。

約、2時間ほどのシンポジウムでしたが、参加者は皆真剣そのものでした。

シンポジウムが終わった後は
船に乗って、海から街の防災を考える防災クルーズ


ガイドは、僕



みなさ~ん!
橋の下に大きな鎖がついていますね!
なんでだか解りますかぁ?

ハイ!

橋が落ちないように繋いであるんですね。
つまり、橋は繋いでいないと落ちる物ってことです。



沿岸域の脆弱なところは
古い橋の下や側面を通っているガス、電気、水道など
生活を支えているインフラです。

何が問題で、
どうすれば良いのか?

発想の転換によって、沿岸という地理的条件を利点として見つめ直してみる。

今回のシンポジウムで沿岸域に住んでいることが安心に繋がったと思います。
多くの方から、この地域に住んで良かったとお声がけ頂きました。

次回のシンポジウムは4月18日開催の予定です。

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