ボランティア

seabasslive

2010年11月12日 05:21

天気が良かったので、NPOの所有する装備の手入れをした。





カヤック25艇、ゴムボート10数艇、ライフジャケット子供用大人用100着、フローティング桟橋、etc
時間をかけて買い集めた装備だけど、あらためて広げてみて、その多さに驚いた。

芝浦アイランドの開発計画に参加することになった5年前にNPOを立ち上げ、水辺のボランティア活動を行ってきた。

カルガモの巣つくりプロジェクト、港区地域対抗ボートレース水辺フェスタ、親子カヌー教室、生き物の棲みか作りプロジェクト、ハゼ釣り調査、発達障害児童早期療育プログラム、etc

そして、どんなに窮しても、NPO海塾の企画する事業において、参加者からお金を取らないという主義は貫いてきた。

しかし、
ボランティアを行なうにはスタッフや事務所の維持費などお金が必要。
助成金や寄付金だけでは足らず、ボート免許スクールの収益や原稿料など収入の大半をつぎ込み維持してきた。

だから、自分自身の貯金はない。
はっきり言って皆無に近い。

ウチの奥さんがビックリするほど常にカラッカラ。

ハッキリ言って僕が子供に残してあげられるものは、間違いなくお金ではない。

でもね、子供が将来
「お前の親父って、セコかったよな!金いっぱい残しただろ」
って言われるより、

「お前の親父さんには、いつもタダで船乗せてもらったり、潮干狩りに連れてってもらったりしたよ」
と言われるような環境を残してあげられるほうが子供も幸せだと思ってる

僕がボランティア活動で得たものはかけがえの無いもの。

それは、仲間。
本当に、泣けるほどステキな仲間達。

それが、僕の財産。

とは言っても、理想どおりにはいかないのが世の常。

僕の活動は、一見すると、派手で順風満帆のように見えるからか、地域のお歴々の中には癇に障る方がいるみたいで、実に不快な話が聞こえてくる。

自ら流す風評を元に行政や地域や事業体に圧力をかけるエネルギーには驚く。
もう、意地を超え執念になっているのだろう。

僕のやるあらゆる事業に反対し、行政に圧力をかけてくる。
区の事業である水辺フェスタ・ゴムボートレースに対しても地域の町会はボイコットを決めた。
PTAの方が参加すチーム名を町会の名前にしたら、町会の名前は使わせないと町会長に怒られたと聞いた。
小学校の学区で地域を色分けしたのだが、各地域の代表に自分達を差し置いてPTA会長がなったとお怒りなのだ。

運営委員会は公正を期すため、区の公募でおこなった。
けして僕の人選ではない。

地域社会とはつくづく難しいと思う。
あっちを立てればこっちが立たず。

いったいいつまで続くのだろう・・・

だけど、どんなに意地悪されても自分が好きな事やる事をやめるつもりは無いから平気。

褒めてほしいから、やっているんじゃない。
喜ぶ顔をみたいから、一緒に笑いたいからやっている。
金を儲けることが目的なら、こんな大変な事は絶対にやらない。

まあ、平気とはいいながら、住居のベースを対岸の台場に移したことは、安らぎを得たかったからかもしれない。


心無い人の、心無い言葉は、心に刺さる。
意外と打たれ弱い自分が内側にいる。

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