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榎本 茂 

港区議会議員。
NPO法人海塾相談役。(社)港区高層集合住宅の防災を考える会代表理事。海上保安庁指定安全指導員。(公)日本海洋少年団連盟港区海洋少年団団長。
港区民参画事業カルガモ巣作りプロジェクトや、港区水辺フェスタ・ゴムボートレースなどを企画立案した港区水辺環境の第一人者。
H20年「(社)港区高層住宅の防災を考える会」を設立し、震災時に想定される停電に備え、発電し続けられるマンションの仕組み作りに取り組む。現在、臨海地区の3分の1に相当する8112世帯が加盟。
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2010年12月04日

下水最下流地区

12月だというのに気温は23度
午前中、台風のような南風と共に雨が降った。
下水最下流地区

写真はレインボーブリッジのループ横にある高浜水門。
白く白濁しているのは、芝浦水再生センターから緊急放水された下水。

ほぼ山手線の内側に相当する地域のトイレや台所、そして雨水が芝浦水再生センターに送られるのだが、
雨が降ると処理しきれなくなり、未処理下水の緊急放水を行なう。

下水最下流地区
高浜水門の正面にある第六台場付近では、運河から流れ出た未処理下水と海水とがぶつかり合い、色が変わっていた。

この未処理下水の緊急放水量は、なんと年間1500万立方メートル(H20)
東京ドーム12杯分にもなる。

緊急放水とは言うが、実は雨が降るたび流す日常のこと。

山手線のほぼ内側の全ての下水が集まる
この芝浦水再生センターが出来たのは
昭和6年(1931年)だそうで・・・

昭和6年というと満州事変があった年で、
当時はビール一本が35銭、はがき一枚が1銭5厘で売られていた。

東京の区部には13ヶ所の下水処理場があるが、新宿の落合など内陸の5ヶ所の処理場は最新の高度処理施設になっており、BOD1mg/Lまで処理できる能力を持っている。
これは、イワナ・ヤマメが棲めるレベルであり、奥多摩の源流レベル。
もちろん、泳ぐ事もできるし、新宿には下水処理水を使った子供用プールもある。

しかし、海に直接放流している8つの施設は老朽化が激しい。

そこで、行政も重い腰をあげ、やっと古い芝浦の水再生センターの改築計画がスタートすることになった。

これで、毎日、運河に放流されている多摩川の半分に相当する量の下水が、奥多摩の源流並みのキレイな水になる!
芝浦運河が泳げるようになる!
と期待していたら、大きく落胆することになった。

物言わぬ下水最下流住民である港区民に行政は冷たかった。

12日と19日に芝浦で開催する「水辺の会」で話そうと思う。
どうすれば、運河が泳げるようになるのかを


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